みなさん、こんにちは!なんと、ASUSから大人気ポータブルゲーミングPC「ROG Ally」の後継機、その名も「ROG Ally X」が発表されたんです!
「えっ、まだROG Ally出たばっかりじゃん!」って思った人もいるかもしれませんね。でも、このROG Ally X、ただの小改良なんかじゃないんです。初代ユーザーの声をガッツリ反映した、まさに理想のアップグレード版と言っても過言ではありません。
ROG Ally X は、驚異的なパフォーマンスを持つAMD Ryzen™ Z1 Extreme
プロセッサーと、1TB SSD、24GBの高速メモリ、大容量 80Whバッテリー、優れた冷却システムを搭載した、ROG Ally のアドバンスモデルです。本体カラーはスタイリッシュなブラックで、軽さははたったの約678グラム。いつでもどこでもゲームを楽しめる、究極のポータブルゲーム機です。
今回は、この注目の新機種「ROG Ally X」の魅力を、とことん掘り下げていきます。スペックや新機能はもちろん、実際にどんな風に使えるのか、そんな疑問にもお答えします!
1. ROG Ally Xとは?ROG Allyと比較してどこが進化したのか?
ASUS公式HPより写真引用
https://rog.asus.com/jp/gaming-handhelds/rog-ally/rog-ally-x-2024/
まずは、ROG Ally Xの概要からおさらいしていきましょう。
ROG Ally Xは、ASUSのゲーミングブランド「Republic of Gamers(ROG)」から2024年夏以降に発売予定の、ポータブルゲーミングPCです。7インチの大画面ディスプレイを搭載し、本格的なPCゲームを場所を選ばずにプレイできるのが最大の魅力。
そして何より注目なのが、このROG Ally Xは単なる後継機ではなく、初代ROG Allyユーザーの生の声を徹底的に分析し、フィードバックを形にした渾身の一台だということ。「もっとこうだったら良かったのに…」という 希望を次々と実現しているんです。
主な注目ポイントを簡単にまとめると:
- バッテリー容量2倍の80Wh大容量化
- メモリ24GB、SSD 1TBへの大幅増量
- 冷却性能の向上(最大6℃の温度低下)
- 新しいブラックカラーの採用
- 人間工学に基づいたエルゴノミクスデザイン
- 各部の耐久性アップ
項目 | ROG Ally | ROG Ally X |
バッテリー容量 | 40Wh | 80Wh |
メモリ | 16GB | 24GB |
ストレージ | 512GB | 1TB |
冷却性能 | – | 最大6℃の温度低下 |
カラー | ホワイト | ブラック |
デザイン | – | 人間工学に基づいたエルゴノミクスデザイン |
ジョイスティック耐久性 | 250万回 | 500万回 |
D-Pad | – | より正確な8方向入力 |
USB Type-C | 1基 | 2基(USB 3.2 Gen2、USB 4.0) |
プロセッサー | AMD Ryzen Z1 Extreme | AMD Ryzen Z1 Extreme |
ディスプレイ | 7インチ フルHD | 7インチ フルHD (最大120Hz) |
音響 | ステレオスピーカー | Dolby Atmos対応デュアルフロントスピーカー |
一見、プロセッサーは同じように見えますが、初代ROG Ally向けに最適化されたゲームは、ROG Ally Xでもそのまま高いパフォーマンスで動作します。
さらに、ROG Ally Xでは、より快適な操作性、洗練されたデザイン、そして拡張性を追求した進化が実現していると言えるでしょう。
ROG Ally Xの特長とカスタマイズオプション
ROG Ally X – ゲームをもっと自由に
新登場のROG Ally Xは、Windows 11を搭載したポータブルゲーム機です。これにより、Xbox Game Pass、Steam、Epic Games、GOGなどのあらゆるゲームプラットフォームに対応し、幅広いゲームタイトルを楽しむことができます。
Armoury Crate SE – ゲームごとにパフォーマンスをカスタマイズ
ROG Ally Xには、専用のArmoury Crate SEが搭載されています。このソフトウェアを使えば、ゲームごとにパフォーマンスを細かくカスタマイズ可能です。
Armoury Crate SEの主な機能
- ライブラリでゲームとアプリを一括管理:すべてのゲームとアプリを一元管理し、すばやくアクセスできます。
- VRAMの調整:各ゲームに最適なVRAM設定を調整し、最高のパフォーマンスを引き出します。
- ジョイスティック/ジャイロ設定:操作性を向上させるために、ジョイスティックやジャイロセンサーの設定をカスタマイズできます。
では、それぞれの特徴について、もう少し詳しく見ていきましょう。
2. 圧巻のバッテリー持続時間!80Whの大容量化で何が変わる?
ROG Ally Xの目玉と言えば、やっぱりこのバッテリーでしょう。なんと、初代の40Whから倍増の80Whへと大幅パワーアップを遂げました。
「でも、単純に2倍になったからって、使用時間も2倍になるわけじゃないよね?」
そう思った人、鋭いですね!確かに、ゲーミングデバイスの場合、バッテリー容量が増えても、そのぶんパフォーマンスも上げちゃうから、結局同じくらいしか持たない…なんてことも多いんです。
でも、ROG Ally Xはそこをしっかりカバー。というのも、同時に電力効率の改善や冷却性能の向上も図っているんです。つまり、無駄な電力消費を抑えつつ、バッテリー容量を増やした。だから、本当の意味で「長時間プレイ」が実現するんですね。
3. メモリとストレージ、大容量化の恩恵とは
続いては、メモリとストレージの増量について。ROG Ally Xでは、メモリが16GBから24GBへ、SSDは512GBから1TBへと、それぞれ大幅増量されました。
「ゲーミングには16GBで十分でしょ?」なんて声が聞こえてきそうですが、ちょっと待って!
確かに、現時点では多くのゲームが16GBメモリでも快適に動きます。ただし、ここ最近のゲームを見ていると、どんどん必要メモリ量が増えてきているんです。近い将来、16GB以上を要求するゲームが増えてくるのは間違いなし。その意味で、24GBというのは「未来への投資」と言えるでしょう。
また、ゲーミングPCとしてだけでなく、動画編集制作なんかにも使いたいって人には、この増量は福音ですよ。
そして、やっぱり嬉しいのがSSDの大容量化。最近のゲームって、平気で100GB超えちゃいますからね。1TBあれば、10本以上のビッグタイトルを余裕で詰め込めます。外出先でどのゲームをプレイしようか、選び放題ってわけです。
4. 進化した冷却システム、サイレント&クールな実力
ゲーミングデバイスの大敵と言えば、そう、熱です。特にコンパクトなポータブル機では、この熱対策が死活問題。
ROG Ally Xでは、この部分にもメスを入れました。具体的には、マザーボードの設計を根本から見直し、エアフローを最大24%も向上させたそう。結果、タッチパネルの温度を最大6℃も下げることに成功しています。
これ、すごいことなんです。
なぜって、熱暴走を防ぐためにパフォーマンスを落とす…なんてことが少なくなるからです。つまり、長時間プレイしても、ゲームのフレームレートが安定する。没入感たっぷりのゲーム体験ができるってことですね。
さらに、熱くなりにくいってことは、手触りも快適になるはず。これで、どんなに白熱したゲームでも、涼しい顔(と手)でプレイできそうです。
5. 真っ黒ボディの衝撃!新色「ブラック」の魅力
見た目の印象を大きく変えたのが、このニューカラー。初代のクールなホワイトから一転、「ROG Ally X」では漆黒のブラックボディを纏いました。
いや〜、かっこいい!
白も素敵でしたが、このブラック、どことなく「大人のゲーミングデバイス」って感じがしませんか?高級感あふれるマットな質感で、使えば使うほど愛着が湧きそうです。
ただし、見た目だけじゃないんですよ。このブラックボディ、実は機能面でもちゃんと考えられているんです。
例えば、汚れが目立ちにくいこと。ゲームに夢中になると、どうしても手あかとかで汚れちゃいますよね。その点、ブラックなら、多少のことは気にならない。
あとは、光の反射も抑えられるので、屋外での視認性向上にも一役買っています。明るい場所でもくっきり画面が見られるってことですね。
6. グリップ感抜群!人間工学を活かしたデザイン
さて、ここからは持った時の印象について。
ROG Ally Xでは、人間工学に基づいたエルゴノミクスデザインを採用しています。具体的には、手に馴染みやすい丸みを帯びた形状で、長時間の使用でも疲れにくい設計なんです。
特筆すべきは、このデザイン改良を、厚みを増すことなく実現したこと。サイズはコンパクトなまま、グリップ性だけアップさせるって、至難の業ですよ。
ボタン配置にも工夫が。例えば、背面のマクロボタンが小型化されました。これ、どういうことかというと…そう、誤爆防止です!意図せずボタンを押しちゃう、なんてことがグッと減るはず。
さらに、メインとなるABXYボタンやアナログスティックの位置も、微妙に調整されたとか。一見些細な変更に思えるかもしれませんが、長時間プレイする人ほど、この「ちょっとした違い」がありがたく感じられるはず。
7. タフネス性能も大幅アップ!500万回入力のスティック
ゲームをガッツリやる人なら、コントローラーの耐久性って気になりますよね。特にアナログスティックは、壊れやすいパーツのひとつ。
そこでROG Ally X、なんとジョイスティックの耐久性を「500万回以上の入力」まで引き上げました。これ、初代の2.5倍なんです!
ちなみに、1日3時間ゲームをして、1分間に60回くらいスティック入力するとして…ざっと計算すると、7年以上使えることに。まあ、そこまで使い倒す人はめったにいないでしょうけど(笑)
そして、格闘ゲームやレトロゲームファンに朗報。D-Pad(十字キー)が、より正確な8方向入力ができるように改良されました。昔ながらの2Dアクションゲームなんかでは、この精度が物を言うんですよね。
8. 充実の拡張性!USB Type-C×2搭載
外部機器との接続性も、見逃せないポイント。ROG Ally Xでは、USB Type-Cポートを2基搭載。これが地味にすごい。
1つはUSB 3.2 Gen2、もう1つはUSB4.0規格なんです。つまり、充電しながら外部ディスプレイに出力する…なんてことができちゃう。
大画面TVにつないでゲームしたり、作業用のモニターとキーボード・マウスをドッキングしたり。まさに、ポータブルなのに据え置き機並みの使い方ができるってことです。
さらに、USB4.0ポートは外部GPUにも対応。つまり、将来的にはグラフィック性能をガツンと上げられる可能性も。これぞ、真の意味での「将来性」というものでしょう。
9. 心臓部は健在、Ryzen Z1 Extremeの実力
ここまで新機能をいろいろ紹介してきましたが、プロセッサーは初代から変わらずAMD Ryzen Z1 Extremeを採用しています。
「おいおい、そこは新しくしなくていいの?」なんて声が聞こえてきそうですが、実はこれ、正解なんです。
なぜって、Ryzen Z1 Extremeって、モバイル向けとは思えないくらいのハイパフォーマンスなCPUだから。Zen 4アーキテクチャをベースに、8コア16スレッド、最大5.1GHzのブースト周波数を誇る。RADEONグラフィックスも内蔵していて、これ一発で、かなりゲームが快適に動いちゃうんですよ。
それに、あえて同じCPUを使うことで、初代ROG Ally向けに最適化されたゲームが、そのまま高いパフォーマンスで動く。互換性の面でも安心感がありますよね。
10. 快適な操作性を追求したコントローラー
ROG Ally Xのコントローラー部分も、細部にまでこだわりが光ります。先ほど少し触れましたが、耐久性だけでなく、操作感の向上にも力を入れているんです。
例えば、アナログスティック。500万回の耐久テストをクリアしただけでなく、デッドゾーン(入力を感知しない中立領域)の調整も可能になりました。FPSやレースゲームなど、繊細な操作が求められるゲームで真価を発揮しそうです。
また、ABXYボタンの押下圧やストロークも最適化。軽すぎず重すぎず、絶妙な押し心地を実現しているとか。これ、意外と大事なんですよ。長時間プレイしていると、指の疲労度が全然違ってくるんです。
さらに、背面のマクロボタンは単に小型化しただけじゃありません。握ったときの自然な指の位置に合わせて、微妙に位置や角度が調整されているんです。これなら、わざわざ指を伸ばさなくても、自然と押せそうですね。
11. 没入感を高める映像・音響性能
ゲームの面白さを左右する重要な要素、それが映像と音です。ROG Ally Xは、この部分でも手を抜いていません。
ディスプレイは、初代と同じく7インチのフルHDパネルを採用。しかし、ただ同じというわけではありません。輝度は最大500nitsと、十分に明るく、屋外でも視認性は抜群。さらに、驚くべきことにリフレッシュレートは最大120Hz。これ、モバイルゲーミングPCとしては、かなりのハイスペックです。
「でも、そんな小さい画面で120Hzの意味あるの?」
そう思う人もいるかもしれません。でも、あるんです!例えば、画面のスクロールがなめらかになったり、モーションブラーが減ったり。一度120Hzの滑らかさを体験すると、もう60Hzには戻れなくなるかも。
音響面では、立体音響技術「Dolby Atmos」に対応したデュアルフロントスピーカーを搭載。臨場感たっぷりのサウンドで、ゲームの世界にグッと引き込まれること間違いなし。
もちろん、イヤホンやヘッドセット使用時の音質にもこだわっています。ハイレゾ音源にも対応していて、繊細な足音や、遠くで鳴り響く銃声なども、しっかりと再現してくれるはず。
12. ROG Ally Xを強化するブランドアクセサリ
ROG Ally Xの魅力は本体だけではありません。豊富な周辺機器とのシナジーも見逃せないポイントです。以下のアクセサリは、ROG Ally Xの体験をさらに向上させるための必須アイテムです。
ROG Raikiri – コントローラーでゲームを楽しむ
ROG Raikiriは、優れた操作性とデザインを兼ね備えたコントローラーです。このコントローラーを使用すれば、より快適で精確な操作が可能になり、ゲームプレイの質が飛躍的に向上します。
ROG Ally Premium Hard Case – 移動中の衝撃からデバイスを保護
ROG Ally Premium Hard Caseは、ROG Ally Xを持ち運ぶ際の必須アイテムです。頑丈な設計でデバイスをしっかり保護し、移動中の衝撃や傷から守ります。スタイリッシュなデザインも魅力です。
ROG Gaming Charger Dock – HDMI 2.0対応と急速充電対応のUSB ACアダプター
ROG Gaming Charger Dockは、多機能なドッキングステーションです。HDMI 2.0対応で大画面モニターやTVに簡単に出力でき、USB Type-Cポートを備えた急速充電対応のACアダプターで、使いながらの急速充電が可能です。これにより、長時間のゲームプレイもバッテリー切れの心配なく楽しめます。
カスタマイズの楽しみ
これらの周辺機器を組み合わせることで、ROG Ally Xを自分好みのプレイスタイルにカスタマイズできます。ゲームの楽しみがさらに広がり、ハイパフォーマンスで快適なゲーム体験が可能になるでしょう。
ROG Ally Xの本体とこれらの周辺機器の組み合わせで、ゲームの世界をもっと楽しみましょう。
13. 初代ユーザーはアップグレードすべき?
さて、ここまでROG Ally Xの魅力をたっぷりお伝えしてきました。でも、すでに初代ROG Allyを持っている人にとって、この新モデルはどうなんでしょう?「アップグレードする価値がある」のでしょうか。
正直、難しい判断ですよね。初代も十分強力なマシンですから。
でも、個人的には「アリ」だと思います。その理由をいくつかご紹介しましょう。
まず、バッテリー持続時間。これは、モバイルゲーミングの大きな課題でした。ROG Ally Xなら、この部分が劇的に改善されています。家の中だけでなく、旅行先や通勤・通学中など、さまざまなシーンでゲームを楽しめるようになるはず。
次に、メモリとストレージの増量。ゲームのインストール数を増やせるのはもちろん、マルチタスクもより快適になります。ゲームのバックグラウンドでDiscordを起動しておいたり、配信しながらプレイしたり。そんな「やりたかったけどできなかったこと」が、現実のものになるかもしれません。
そして、人間工学に基づいたデザインの改善。これ、地味ですが大事。慣れてしまえば、初代機に戻るのが難しくなるくらいの違いがあるかも。
もちろん、すぐにアップグレードする必要はありません。でも、将来的な選択肢として、十分魅力的だと言えるでしょう。
15. ROG Ally Xの登場で変わるゲーミング業界
最後に、ROG Ally Xがゲーミング業界にもたらすインパクトについて、少し考えてみましょう。
このマシンの登場は、単に「高性能なポータブルゲーミングPC」が一台増えただけの話ではありません。むしろ、ゲームの楽しみ方自体を変える可能性を秘めているんです。
例えば、「据え置き機とポータブル機の境界線が曖昧に」なるかもしれません。ROG Ally Xは、TVに繋げばコンシューマゲーム機なみのグラフィックで遊べるし、外に持ち出せば立派なポータブル機。この柔軟性が、ユーザーの行動パターンを大きく変えそうです。
また、PCゲームの敷居も下がるでしょう。今までは「PCでゲームをやる」となると、デスクトップを組んだりノートPCをいじったり。ある程度の知識がないと難しかったんです。でも、ROG Ally Xならスイッチを入れればすぐゲームが始められる。PCゲーム初心者にとって、とっつきやすいプラットフォームになりそうですね。
さらに、開発者側の視点も興味深いです。こういった高性能ポータブルが普及すれば、「モバイルでもハイエンドな3Dゲームを」というニーズが高まるはず。その結果、より野心的なモバイルゲームが増えるかもしれません。
つまり、ROG Ally Xの存在は、家庭用ゲーム機、PC、モバイル。この3つの世界の境界線を曖昧にし、新しいゲーム体験を生み出すきっかけになるんじゃないでしょうか。
まとめ:ROG Ally X、期待以上の進化を遂げた次世代機
ここまで、ROG Ally Xについてあれこれ語ってきました。いかがでしたか?
正直、当初は「ちょっとしたアップグレードモデルかな」くらいに思っていたんです。でも、詳しく調べれば調べるほど、その先入観は覆されました。
バッテリー、メモリ、ストレージ、冷却システム、エルゴノミクス…。あらゆる面で、ユーザーの声に真摯に向き合い、可能な限りの改良を施した。そんな誠実な姿勢が伝わってきますよね。
もちろん、まだ発売前の製品。実際に触ってみないとわからない部分もたくさんあります。でも、少なくとも「期待してもいいマシン」であることは間違いないでしょう。
2024年の夏以降。きっと多くのゲーマーが、このROG Ally Xを手に取ることになるはず。そして、新しいゲーム体験の幕開けが始まるんじゃないでしょうか。